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社長、突難になる「最終回:左が聴こえないで気づいたこと」

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7月1日に入院して10日には退院。

月曜より仕事復帰をしている。

案外いけそうな気がするんだけど、周りから強制的に「1週間は半日勤務」を言われている。

可愛い左耳は相変わらず聴こえないが、生活にも仕事にも慣れていくしかない。

そして、この突発性難聴シリーズも今日で最終回にしようと思う。

見た目変わらんし、症状が見えるわけでもない。

なら、普通に受け入れ、普通に生活して、普通に今まで通りに戻していく。

 

「病院と在宅・職場の環境は思っている以上に音の量が違った」

病室や病棟で生活している時は、耳鳴りがあるけど話している人の声は

聴こえていた。が、、複数いる会議の場や事務所では色々な音が

重なり目の前の人の声も聴こえないことが多い。

左耳が雑音を大きくして耳鳴りが、右の音を打ち消す感じだ。

こうなる事がわかれば環境をうまく使い分けながら対応している

 

「耳といっても三半規管(平衡感覚)はなかなか・・」

左回旋・後方への移動ではめまいが出ることに気づく。

そして視線の素早い変更。気圧の変化では人生初の頭痛をくらう。

論文等読んでみると、この平衡感覚等はこれまで右左のバランスで

保たれていたものが急に右10・左3になったことで

三半規管の情報が視床に到達後、誤作動として起きるらしい。

俗にいう「慣れ」とは、その誤作動を小脳が代償し

平衡や動きを感知し、動作として修正を図るということだ。

なら、動いて感覚をどんどん入力してアウトプットするしかない!

子供と野球した時は、フランフランだけどね!

 

「初めて音の複雑さを感じた」

退院の日、病院の受付に支払いをする時、人のざわつき・物音などで

目の前の事務員の言葉が全く聞き取れないという恐怖を感じた。

確かに今だにちょっと騒がしい店や場は、一歩引いてしまうのも本音。

でも、、知ってはいたけど、わかってはいたけど

自閉や発達の子の聴覚過敏によって「耳をふさぐ」気持ちがわかった。

そう、嫌なのよ。塞いでいたいのよね。わかる。とわかった。

だから音楽をあまり聞かなくなる。本をよく読むようになったね。

 

「子供は容赦ないのがいい」

特に末っ子「左の耳ダメだねーー」や風呂場でのキーキー声は

脳天直撃!しまいには休みの日に「公園行こ」と連れ出してくれる。

この気遣いないしがいいんです。

 

「働きすぎじゃない?ストレスじゃない?」がストレス

発症の前後は、逆に調子はすこぶるよろしかったわけよ。先生曰く

原因もわからない・直接的治療もない・だからストレスっていうしかない。

でも、これ誰でも突然なるから「突発性」っていうんだよね。。。と

そう、誰でもなるよ。病気ってそんなもんだと思う。

だからストレスっていうマイナスイメージにしてほしくない。

なってからどう向き合うかだと思うね。

 

聴こえない事で感じることもたくさんある。

それをどう捉えるかだと思う。確かみ凹まないは嘘になるけど

聞けば案外「私も・俺もだった」とたくさんいることもわかる。

 

だから、何も変わらないわけよ。

逆にもっと走ってやろうかと思っている。

 

早速、障害の自立支援サポート輝の園田さんと

弊社デイでの障害者就労の契約を結んだ。

先輩ありがとうございます!!

 

変わらずこれからもよろしくお願いします!

社長さんで、、、ごあす!!!

Writer
濵田桂太朗Keitaro Hamada