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その時しかない時間を過ごせた

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病院の先生からは「いつ亡くなってもおかしくない」と告げられた。
「でも、家に帰って一緒に家族と過ごしたい」の想いから在宅復帰へ。
子供さんや家族のいるいつもの家、いつもの部屋。
ケアマネのまゆみさん、訪問看護ステップハートのスタッフ
国分の通所のスタッフ、みんなで最後まで支えてくれた。
復帰すぐ、簡単ではあるが結婚式をたくさんの協力を頂きできた。
https://373news.com/_news/storyid/138379/
それからも、同級生が花火を打ち上げてくれたり
同僚が見舞いに来てくれたり、デイで大好きなラーメン食べたり
家族で公園に散歩に行ったり と3ヶ月もの時を家族と過ごした。
徐々にめまいや吐き気・意識障害も進行する中
訪問看護のスタッフは「何ができるか?」「どうしたらいか?」を毎日
向き合い、最後までやれることを一生懸命してくれていた。
奥様に何かしたいことありますか?と聞くと
「家族みんなで前みたいに川の字で寝たい・・・」
ご本人をベットからマットレスごと畳に移し、
その日は子供や奥さんみんなで手を繋いで寝れたようです。
ちょっと昔話だが、実はその彼とは、開業して3年目に半年だけ一緒に働いた。
正直、いい別れ方はしていなかった。お互い若く意地だったんだと思う。
結婚式の時「わかる?俺だよ」と言った時の、ぎこちない雰囲気から
お互い笑顔で目を合わせられたことは、再び繋いでくれたスタッフの
おかげだと感謝しかない。
ありふれた普通の事を普通にしたくなる、
実はそれがすごく幸せなことなんだと地主園に気付かされた。
生きている事が、家族や仲間を感じれる事が、幸せな事なんだと。
心からご冥福をお祈りします。ありがとう・・・
そしてスタッフへ
「私らしい最後・・・」
そうしたいと思う想いを「現実」にしていく。
そんなチームを作りたいと会社を始めて、今、みんなの力で「現実」に
できるようになった。一人ひとりが想いを持って利用者に向き合ってくれる。
暑い日も寒い日も雨の日も、、、本当に本当にありがとう。
Writer
濵田桂太朗Keitaro Hamada