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曽於市との連携、始めました

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こんにちは、末吉デイサービスセンター所属、言語聴覚士の森です。

今回から約半年、曽於市の福祉介護課の方にお誘い頂き、市役所にて口腔体操に関する講習会を実施します!

〜口腔ってそもそも何? 口腔体操、どういう風にやればいいの?〜

知っているようで知らない、口腔体操の意味とは・・・飲み込みのリハビリが仕事とはいえ、講習会で喋る側というのは緊張します・・・

しかし集まってくださった地域の体操教室のリーダーの方々。真っ直ぐに、真摯に口腔や口腔体操についての話を聞いてくださるのであれば、こちらも緊張していられません。

皆さん熱心に聞いて、なんと質問までいただいて。 更に次回も「ぜひ聞きたい」とまで言っていただきました!

今回を皮切りに、全6回! 地域のため、人のため、月に一度頑張らせていただきます!

 

 

 

以下、見ていただくにはちょっと真面目で長め。経緯を少し詳しく書かせていただきますので、お時間のある方はご覧いただければ幸いです。

 

飲み込みやお喋りのために、唇や舌など口周りを動かします。けれど、体全体的に言えることですが・・・年齢を重ねてくるとどうしても筋力が弱ってしまいます。

そこで曽於市では、地域を細かく分けて体操教室を作っています。それぞれの教室でリーダーさんが主導で体が弱らないよう、少ないところは3人から、多いところは20人まで。様々な方が地域・人のため頑張っていただけています!

その体操の中には口腔運動というものがあります。飲み込みなどで使う筋肉を動かして、食べ物をしっかり食べ続けられるようにしましょう、ということなんですね。

しかし、口の運動といってもどの運動を何回やればいいのか・・・また、やり方も教室ごとで少しずつ違ったり。意味があるのはわかるけど、具体的にどうなるのか。様々な点で不明な点が出ていました。

また、曽於市が行うアンケートや健康チェックテストで、曽於市の高齢者は口の動き、特に舌の動きが他の地域と比べて少し弱い傾向があることがわかりました。

そこで今回、曽於市の福祉介護課の宮原様よりお話をいただけたのは「体操教室のリーダーさん向けに、正しい口腔体操のやり方や、口腔体操の意味などをお伝えできないか」ということ。

言語聴覚士という口のリハビリの専門家の末席にいる身として、やはり誰もが口の健康を保ち、安全に食事をできていて欲しい、という思いもあります。また市の方からそういったお話を頂けるのはなかなか無い機会、喜んでやらせていただきました。

 

そうして来ていただいた方々は真剣に聞いていただけて、口腔体操の意味ややり方に意識を注いでいらっしゃいました。やはりしっかりと聞いていただけるのであれば、こちらもやる気が出るというもの。

口腔体操の具体的なやり方、他の運動のやり方など質問も具体的かつ熱心で、腰を据えてお答えさせていただくようなものばかり。お話しさせていただく側からすれば、とてもありがたいです。

今後も難しくなく、けれど皆さんの身になるようなお話を専門家の観点からさせていただきたいと思います。

Writer
末吉デイサービスセンターSUEYOSHI Day service center