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西郷どんツアー 最終章

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昨年より実施してきました西郷どんツアー。

仙厳園に行き最終章を迎えました。(近場の龍門司坂などを経ての今回です)

実は前回秋口に行ったら、満開の桜をバックに桜島と写真を撮りたい!と強い希望があった為、今回再度開催させて頂きました。

このイベントですが、実はある男性ご利用者様の自信を取り戻して頂きたいという気持ちが実施するにあたっての一番の理由です。年を重ね、脳梗塞を発症し歩行自体に自信が無くなってきて、よく言われる言葉が「私は足が悪いからできない・・・」でした。歩行状態は悪くなってきておりますが、杖をつき連続で200m程度の距離は歩行可能です。また、歴史が好きな事、郵便局員であり土地に関して物知りであること、ちょうどNHKの大河ドラマで「西郷どん」があったことから加治木にある西郷さんにゆかりのある場所を説明して頂くイベントを実施しようと提案がでました。初めは、少し遠慮されておりましたが、徐々にご自宅でさらにその土地のことを調べてこられるなど積極性がみられてイベント自体は大成功を収めました。まだ、自信は完全には取り戻されておりませんが、今後もフォローは実施して行きます。

このようなエピソードがあった、西郷どんツアー。今回は前回に増して歩く距離を伸ばすという事が裏テーマでスタッフの目標でした。(ただ行くという事は絶対にしません!)

当日は今回がイベント初!のご利用者様も奥様と二人で参加され、総勢8名(スタッフ2名を含みます)で行ってきました。いつものご利用日よりも多い約3000歩以上の距離を歩かれておりました。また、所々スタッフの荷物(救急セットや毛布の入った籠です)をご利用者様が持って運んで下さったり、車椅子に乗られる方々も代わる代わる疲労感が著明になった方に譲られるという、自助・互助の精神が見られました!ちなみに行く際の車内ではとても会話が弾まれており、A様に関してはご自分で新聞から調べてきた「徒然ね」という言葉の話をしてくださいました。東北弁でも鹿児島弁でも同じ言葉で同じ意味なのだそうです!周りのご利用者様も「へぇー、知らなかった」と話を聞かれておりました。

帰りの車内はお疲れのようで、言葉数は少ないでしたが、満足げな表情でした。ご家族様と会われた時に満面の笑顔で「楽しかったぁ。また行きたい!」と言われたことがとても嬉しかったです。

Writer
リハケアガーデン加治木RehacareGARDEN KAJIKI