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『目標設定の大切さ』

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H様とケアプランを確認しながら、今後の目標について話をすると『妻としゅじゅどん橋に散歩に行きたい!』と笑顔で話され、意外な言葉に少し驚きました。なぜなら、それまでのH様はパワーリハビリや体操等の室内運動には取り組まれていましたが、屋外を歩かれる姿はあまり見かけたことはなく、ご自宅でも外に出ることはほとんどないと奥様にもお聞きしていたからです。

実際に目標を立ててからのH様は、自発的に屋外歩行を意欲的に実施されるようになりました。まずは、スタッフが付き添い、屋外歩行の評価を行い、転倒リスクを確認し、その後は自主訓練としてお一人で実施されるようになりました。初めは、1周(約161m)で疲労感がでていましたが、現在は3周を疲労感なく歩くことが可能になりました。屋外歩行実施後、自分ノートに周数とタイムを記録していただき、それを次回実施時の目標タイムとする事で意欲の向上、疲労感の軽減に繋がったのではないかと考えます。現在、ご自宅からしゅじゅどん橋までの距離をお伝えし、実際にスタッフと歩く計画を立てています。

H様との関わりで目標設定を行い、本人のやりたい方法で実行できる環境を整えることの大切さを再度認識しました。生活を支えるプロとして今後も関わっていきたいです。

Writer
リハケアガーデンネクストRehacareGARDEN NEXT