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「落ち着いてます」っていいケアなのかな?

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ふと思う。私の答えもまだ。。。

この方今どうですか?とスタッフに聞いてみると

「最近は落ち着いてます」と。。。

 

落ち着くって何だろう。

心が穏やか? じっとしてる? ゆっくりしている?

でもそれって裏を返せば感情の起伏がないってこと?

確かに中核症状や周辺症状によって、ソワソワしたり

することもある。

だからって「落ち着く」を目指した目標でいいのだろうか?

 

自分たちも日常生活をする中で感情の浮き沈みもあれば

笑ったり泣いたり怒ったりすることもある。

そして、事あるごとに

ワクワクしたり、ソワソワしたり、ドキドキしたり

フワフワしたり、イライラしたり、ウキウキしたり

の感情があるから、充実した生活や人生が過ごせるんじゃないかって!

 

高齢者であっても子供であっても、認知症があっても、障害があっても

「落ち着いてる」だけがいいわけじゃない。

通所に来るときに、車に乗って「ワクワク」しながら

「今日はこれもあれもするんだよね」って気持ちになってるのかな?

「初めて(久々)するから緊張するよね」とか

「できるか不安なんだよね」ってなってるのか?

 

これって安定だけを目指したケアにはないと思う。

ルーティンだけのケアでは生まれないと思う。

「落ち着いてます」「落ち着かせます」は案外スタッフの

伝家の宝刀的な「いいケアっぽい」ではないだろうか?

だって落ち着いてるってロボットみたいじゃない!

 

「心が動けば、体も動く!」

ガッツポーズや万歳したくなる日もいいじゃない!

心が揺れて、浮いたり沈んだりするから面白い。

 

ちなみに私のような多動な人間は

椅子に座って落ち着かせようとするなら、逆に「落ち着かない」だろう。

回遊魚と一緒。止まったら死んじゃうのかもしれない。

周りから「忙しいんじゃないの?」と心配されるけど

それ案外、今言う「心が安定」した状態と思う。

 

あなたの「落ち着くって」何してるときですか?

社長さんで、、、ごあす!!!

Writer
濵田桂太朗Keitaro Hamada